経済

アメリカの債務上限引き上げ問題が取りざたされていますが、10月の中ごろまでに議会が上限の引き上げを承認しないとデフォルトになってしまう可能性があります。

ただ、これは暗黙の了解のような感じになっており、水戸黄門の印籠みたいに、「最後にはどうせいつものパターンで決着するんでしょ?」のような安心感があります。


また、日本とは違い、米国債務問題は徐々に改善の方向へ向かっているわけですし、ここでのデフォルトは考えにくいです。 ただ、ひょっとすると本当にデフォルトになったらどうすんの?ということを考えた場合、世界的な金融危機になることは間違いありません。実際に政府機関の1部が閉鎖されている事態が生じていますし、かなり根深い対立があるような印象があります。

個人的にうがった見方をすれば、オバマ大統領が黒人の大統領ということもあり、南部出身の議員たちが心理的に協力できない、妥協しずらい面がある気もしております。オバマさんもけっこう強気の発言をしているようで、頭では回避すべきとわかってはいるものの、どうしても妥協できないのかもしれません。

そもそも対立の原因ともなっているオバマケアですが、個人的には大反対ですが、これは致し方ない面もあるかと思いますので、そこまで反対するべきものでもないはずです。

私も今年は春に65万円の健康保険料を払いましたが、ここ数年、医療にかかったことはないので、何のために払っているんだろうという感覚があったりもします。65万円といえば、けっこうな金額です。毎月1万円のお小遣いでセコセコやりくりしているのに、毎月65,000円もの金額を使いもしない保険料で支払うのには理不尽さを感じています。

高額な健康保険料をねん出するために、日々、カップメンを食べながら節約しているわけで、これでは病気になってしまい、本末転倒です。ただ、日本で生活している以上、払わざるを得ないので払ってます。

そんなわけで、オバマケアに反対する気持ちもわかりますし、重要な問題なので対立していることはわかりますが、最終的にはオバマケアを成立させるしかないはずです。そうであるならば、無駄な対立などはしないで、そうそうにデフォルトを回避してもらいたいところです。
昨今の投資ブームにより、株式投資をやってみようと考えている方も多いと思いますが、実質的に資金がないと始めることは無理と考えた方がよいかもしれません。これにつきましては、そもそも最低購入価格の部分で数十万円程度のものが多いですし、加えて、数万円程度の投資額でしたら、利益が発生したとしても微々たるものだからです。

また、株取引というのは、よいときもあれば悪いときもあるわけですので、場合によっては、売りたくても売れないという、いわゆる塩づけの状態になってしまうケースも多々あるものです。そういうとき、もし、なけなしのお金をつぎ込んでいたとしましたら、生活費などで必要となった場合、長期的に保有できないということもあるわけです。

もう少し待てはもっと上がっていたのに...という状態だったとしても、資金がない場合には保有している株式を売却せざるを得ないわけです。なので、落ち着いて投資をするためにも、なくても困らないような余剰資金を使用するようにしたいものです。一方、信用取引をされるケースもあるかと思いますが、これについては、借金とかわりがありませんので、注意して取引をするようにしましょう。

私の場合、最低、3か月以上はそれがなくても何とかなるという資金に関してだけ投資をするようにしています。使わないでも大丈夫な資金を株式投資の資金にすること。これが大原則なのです。
日銀が長期国債の買い入れ額を40兆円規模に増やし、デフレからの脱却を決定したようです。当ブログの投稿日時はシステム上、古い日時ですが、現在は2012年2月14日の出来事です。何気に大きなニュースだと思っているのですが、今後の国際金融にも大きな波紋を投げかけることになるのでしょうか、興味しんしんです。

マーケットの反応をみてみると、若干の円安にはふれたようですが、まだ1ドル70円代が続いております。企業にとっては電力料金の値上げにつづき、ガソリンなどの原料コストも高くなっていくはずですので、たとえ輸出関連での業績が回復することになったとしても、それほどうまみはないのかもしれません。

ただ、1%~2%といっても、いったんインフレにふれると、せきをきったようにこのままズルズルと拡大していくという可能性もあるわけです。将来的にみれば、あのときがはじまりだった...という事態も考えられるわけですので、ここがターニングポイントになるような気がしてなりません。

インフレ嫌いだった日銀がなぜとも思いますが、いやいやなんだろうと思います、きっと。ただ、効果としてはけっこうあるような気がするので、円高介入なんかしてないで、はじめからやっておけばよかったという意見もあります。また、すでに空洞化が進んでいる現在、いまさら遅いという方もいますし、すぐにデフレターゲティングに戻すのだろうという向きもございます。

いずれにしても、わりと大きな転換点になる可能性を十分に秘めているわけですが、ヨーロッパの金融危機なども懸念されているなか、今後の国際金融への影響も興味深いです。

消費税率を上げる背景

世界的な金融不安を背景に、日本でも消費税率を上げる議論が活発化してきております。
けれども、ふと考えてみると、システムそのものがかなりいいかげんのような気もしてしまうわけです。

歴史的にいえば、古代ローマの時代より支配するものとされるものの2つの階級が存在しています。
これは現代の日本にあてはめてみてもそう違いはなく、持てる階級を守るために持たざる階級から搾取するというのが実際のところではないかと思うわけです。

すでに多額の資産を持っている側からすると、一番恐いのはインフレによる資産価値の下落です。
円を刷らずに円高を容認している背景には、日米関係や老人の年金保護などもあるでしょうけれども、すでに資産を持っている階級を保護するという大切な役割があるものと考えております。

インフレになってしまったら、今、銀行に預金している資産の価値が減ってしまいますもんね、結局。
逆に、借り入れでくびがまわらないという方もいらっしゃるかと思いますが、そういう方にとってみれば、インフレになれば実質的な負担は軽減されるものと思うわけです。

それを回避しつつ日本の財政をなんとか運用していくには、やはり消費税率を上げてもらうのが一番いいわけです。
なんだかんだいっても、一億総中流階級の時代から明確な二極化構造への移転が着実に進行しているものと思うわけです。
このあたりの事柄については一切触れられることがなく、なんとなく消費税があげられてしまうわけですが、これは国民のための増税ではなく、多額な資産を保有している側の利益を守るためのものであるわけです。

若年層には申し訳ないけれども、これは結局、階級闘争ということを意味しているのかもしれませんが、システム的に見ておそらくこの流れを止めることはできないものと考えております。
銀行や証券取引などの金融関連のサイトでは、ログインパスワードの変更を頻繁に求められます。
最近はこれが非常に面倒くさく感じており、何かいい方法はないものかと考えている最中です。

どだい、パスワードというのは暗記しておくものですので、そうコロコロ変わってしまってもなかなか覚えられるものではありません。
2~3ヶ月に一回のペースでパスワードの変更を要請されたとしても、最終的には忘れてしまうことになるわけです。
忘れないようにと、パソコンのメモ帳などにパスワードリストを記載することになる方が、かえって安全性という観点からいうと好ましくないケースもあるわけです。

パソコンからそのテキストファイルが流出したらすべての情報がアウトというわけではなく、少なくとも、金融関連のログインには、二重三重の暗証が必要なわけですが、リストにある番号の組み合わせからだいたいの予想はついてしまうものと思います。

もっとも、定期的に変更するというのは、大金の入っている口座なら非常に重要なことではありますし、そういう口座の場合は念には念を入れておく必要性もあるわけですが、日常的に使っている捨て口座の場合は、それほど気にしなくてもよいという気もするわけです。
一番おすすめなのは、オフラインに暗証番号のリストをプリントアウトしておいて、金庫のなかにしまっておくというのが安全かと思います。
パソコン上においておいた場合、ふとした瞬間に流出してしまうことも考えられますので、気をつけた方がよいでしょう。