かんぽ生命で保険販売に関する不適切な事案が発生したとのことで、株価が年初来安値を更新する事態になっています。
ノルマに追われた局員が乗り換えではなく、新規扱いで件数を獲得するために時間をおいて解約させるなどの保険料の二重徴収の問題が発覚しており、これにより不利益を被った可能性のある顧客が多数いるとのことです。
詳細は年内には発表される予定とのことですが、今後も予断を許さない状況になってきました。
個人的にはこの暴落している時に買っておきたい銘柄とは思いますが、利下げという悪材料が残されているなか、あえて焦る必要もないかなとも感じており、当面は様子見を継続する予定です。スルガ銀行はここ1年ほどヨコヨコを継続しており、この間毎月ずっと買っておりますが、どこか同じような匂いのする銘柄と考えてます。
事案のインパクトとしては、保険契約はそれほど高額ではないかと思いますので、スルガのような不動産事案よりも不適切度数が軽めの気がしてなりません。かんぽ生命の場合は気持ちはやめに事態が収束するような気もしており、今後も注目していきたいと考えております。
世界的な金融緩和の流れのなかで金融や保険関連は厳しい経営環境に置かれていますが、副作用がそろそろ本当にやばくなってきたものと思います。最近はさらに利下げ観測が優勢となっており、日銀がどういった対応をするのか、今後の展開に注目していきたいと思います。