2015年の日経平均株価はどうなる?

去年は日経平均株価が年初から大幅に下落し、春ごろまで株価が落ち込んでおりましたが、今年も下落基調で始まっております。けれども、1万6500円を割るような状況ではなく、底堅い展開をキープしているようです。

そこで2015年の日経平均株価をくもりなきまなこで大胆に予想してみますと、今年はヨコヨコでいきそうな気がしております。

今年は消費マインドがかなり冷え込んでいくことが予測され、直近の平成26年(2014年)7~9月期平均速報でも、実質 5.3%の減少となっております。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/shihanki/pdf/gaiyou.pdf

これでは株価は上がっても、消費が増えていくとは考えにくいです。もし仮に、今後は実質賃金が上昇していくとするのなら、アベノミクス2年目で最低限はプラスの結果が出ているはずですが、ふたを開けてみれば、まさかのマイナスという結果が出てしまっております。

また、非正規雇用が急増していること、2年後の消費税増税の決定、あるいは国債残高1000兆円突破による年金不安など、財布の引き締め要因がありすぎて、今後も消費マインドの減退が加速していくものと思われます。

加えて、円安の影響により、牛丼が高くなってしまいましたし、パソコンなどの家電関連もかなり高くなってしまいました。

ipadなんかも円安で1万円以上値上がりしてしまいましたし、消費税も8%になってしまいましたし、その状況で実質賃金が5.3%の減少ということになれば、ちょっと買ってみようという気はまずおきません。消費マインドが上向いていく要因が皆無といってもよいでしょう。

となると、企業の商品が売れなくなり、在庫過剰で安売り合戦がはじまるでしょうから、企業もおいそれと給与をあげられるような状況ではないと思いますし、デフレ脱却はちょっとムリっぽい気がしております。

ただ、取引先によっては、けっこうはぶりのよい会社もちらほらと多くなっておりまして、どうやってるのかは知りませんが、うまいこと儲けている会社も多いようです。

いずれにしても、日経平均株価2万円突破はやってくるものと思いますが、年内に突破するのか、もしくは1万5千円あたりまで調整しつつ、次の2万円突破をめざしていくのかはわかりませんが、円安がこのまま120円、130円まで進めば、すんなり突破してくるものと思います。

ただ、そうなってしまうと、原料を輸入に頼っている企業はバタバタ倒産していくでしょうから、そういうこともやりずらい気がします。

なので、とりあえず、2016年の衆議院選挙まではヨコヨコで推移するものとボクは予想しております。