大学生や専門学校生など、成人していてアルバイト収入などがある学生向けのローンに、学生ローン(学ロン)があります。貸金業者の種類は一般的な消費者金融に分類されていますが、学生向けですので、他の金融機関とは多少の違いがあります。
一般的なキャッシングローンや消費者金融でも、アルバイトなどによる所得があれば借り入れ可能なケースもありますが、学生ローンの場合はより学生向けに最適化された金融業者といってもよいでしょう。
しかし、国際的に見てみると、欧米のスチューデントローンは、よりビジネスライクに融資を受けることができるのが一般的です。成人を向かえた人は社会人という認識があるため、その人の将来性を見極めて貸し出しをしてくれるケースが多いです。
ローンの事業者側でも回収が見込めるかどうかによって判断しますので、年齢がいくつかなどに関しては、あまり重要ではない傾向があります。
一方、日本の場合は親を担保と考えて貸付をしている傾向があります。一般的に、大学の費用には500万~数千万がかかるといわれておりますので、50万円程度の融資で破産することは考えにくいです。返済が滞った場合でも、最悪は親が何とかするだろうし、就職すれば返済可能という思惑があるはずです。
欧米の大学生とは違い、日本社会では大学生は半人前という扱いになっている風潮があるのかもしれません。
いずれにしても、学生が何十万円もの融資を受けることができるのは、そういった貸金業者側の思惑があるからと考えてもよいでしょう。
この学生ローン業者の選び方についてですが、より長く運営されている貸金業者を選択するようにしましょう。
(1)や(2)などの事業登録の更新回数が明記されているはずですので、長期的に運営を続けられているところで借り入れをするのがベストな選択になります。金融業界で長期的に運営を続けられているということは、それだけでも信頼性があると判断してもよいかと思われます。