スカイマーク急進か?

スカイマークが急進しておりますが、民事再生法の負債総額が約710億円となっているもようです。これにエアバスの違約金がどこまでいくのかが注目されていますが、最大で7億ドルといわれており、こちらは含まれていないようです。

それに対して、直近のスカイマークの貸借対照表ではそれほどめぼしい資産がなく、そこからどの程度減っているのかは不明ですが、先月の1月28日の時点での手元資金が約3億円しか残っていなかったとの報道がされており、カツカツ状態で民事再生法の申請をしたのだろうと思われます。

貸借対照表上での負債額と民事再生法の申告時の負債総額にけっこうな違いがあるのが気になりますが、よくわかりませんでした。

JALの会社更生法の時、マイレージとかは保護されたようなのですが、スカイマークの場合はどのちみマイルレージシステムがなかったようなので、普通の人は特に請求する債権などはないと思います。

前社長個人からも7億円ほど貸し付けているようなのですが、力及ばずといったところでしょうか、エアバスの違約金なんかもあり、今後はどんか感じで折り合いをつけるのかが注目されています。

ただ、このエアバス機購入の判断が前社長の経営判断ミスとするならば、かなり致命的なミスだったように感じられます。キャンセルしての違約金なわけですので、何百億円もどぶに捨てたようなものです。どうせなら、買ってから売った方がよかったのでは?とも思うのですが、オーダーメイドのようなので、エアバスも困惑してるのかもしれません。

社長個人が当初に出資した分とかを含めましても、ワンマン経営の感がいなめません。
債権者も株主も含めて痛み分けといった形になると思いますが、大株主の割合をみても、ちょっと難しいかなという気がしております。

今後は第3極の成り手さがしということになると思いますが、火中の栗を拾うのはだれか?注目が集まってきているようです。個人的には、自動車会社とか、安全性に定評のある会社に参加してもらいたいものですが、球団を買うような感じで、IT会社とか、ゲーム会社とかが参入すると乗るのはちょっとこわいです。