果たして米国の利下げは本当にあるのだろうか?

GW終盤から米中経済戦争の影響で株価が暴落していましたが、米利下げの観測が高まったことを受けて株価は回復傾向にあります。

年内の利下げは濃厚と見られていますが、果たして利下げは本当にあるのでしょうか?

2019年のFOMCスケジュールは以下のようになっていますが、来週の木曜日には何らかの発表があるのかもしれません。

FOMCスケジュール

6月20日午前3時
8月1日午前3時
9月19日午前3時
10月31日午前3時
12月12日午前4時

ただ、6月28日・29日には米中首脳会談の可能性があるため、ここまでは様子見になるのではないかとぼくは考えてます。会談が実現しなければ、大幅な利下げが必要になるでしょうし、会談が実現して融和ムードが高まれば、少しの利下げになりそうな気もしないではないです。

また、欧州中銀のECBでは「利上げ」を先送りしましたが、むしろ逆に「利下げ」ムードも漂ってきてます。当然、日銀もさらなる追加の金融緩和があるものと予想されます。

黒田総裁の定例記者会見

6月20日
7月30日
9月19日
10月31日
12月19日

銀行系の銘柄については、利下げの副作用でしばらく芳しくない結果が出てくるのかもしれません。

とはいえ、もちろん利下げなしという可能性もありますし、いずれにしても米中会談は目が離せない展開になりそうです。