神戸製鋼所にて不適切な事案が発生してますが、データ改ざんは500社に拡大する展開となりました。
同様の事例では、タカタと三菱自が参考になりますが、三菱自のケースのように悪材料を小出にしていくパターンになるのではないかと予測しております。今株を買うのは時期尚早なのかもしれません。
三菱自の燃費偽装は国内だけにとどまっておりましたし、海外での稼ぎが大きかったため、致命的な事態にはなりませんでしたが、タカタの場合は海外での賠償金がネックとなり倒産してしまいました。
神戸製鋼所も海外での賠償やリコールという事態にまで発展する可能性がありますし、海外での賠償が認められた場合、当然、日本でも賠償金が請求されてくるものと思います。100億ですむのか、はたまた数兆円かかるのか、先行きが不透明感ですので、海外でのリコールの有無が確定しないことには神戸製鋼所の株を買うのは見送る方が賢明なのかもしれません。
今後はバケツリレーにて数週間はダダ下がりの展開を予想しておりますが、大規模なリコールがなければ、なんとか持ちこたえそうな感じもしております。
一方、東芝の不適切事案については、東証が上場維持を判断したようで延命措置がとられることになりました。メモリ売却は無理っぽい雰囲気も出てきましたので、増資の可能性もでてきましたが、株価は依然として不気味な上昇が継続しております。
いずれにしましても、神戸製鋼所のバッシングはしばらく鳴りやまないと感じてますので、ほとぼりが冷めるまでにはある程度の時間がかかりそうです。