スルガ銀行にてシェアハウス問題も解決か?

日経新聞にてビックニュースが飛び込んできましたが、スルガ銀行のシェアハウスオーナーが土地と建物を物納すれば、借金を帳消しにする方向で調整することにしたもようです。

創業家問題に続き、シェアハウス問題についてもこれで解決の道筋がついたのかもしれません。

シェアハウス向け融資の残高については、2019年9月末時点で1992億円、所有者数は1200人強とのことですが、決算書では2019年9月の引当金の残高が1351億円となっているため、この差額で土地と建物が売れればトントンといった形になるのかもしれません。

ただ、儲かっているオーナーについては応じないはずですので、これで白黒がつけば、儲かっているオーナー分の引当金については取り崩すことも可能になるのではないかと予想しています。延滞率が40%となっていますので、実際にカツカツのオーナーも多いとは思いますが、全員が全員、物納に応じるわけではないはずです。

仮に1割が大丈夫な債権となった場合でも、けっこうな戻し益になりそうな気もしています。

いずれにしても、これでシェアハウス問題解決への大きな進展になるのではないかなと感じています。