VWショックが世界経済へ与える影響は未知数だ

独フォルクスワーゲンは排ガスの不正操作を認めましたが、これに続き、BMWやダイムラーでも疑惑が生じています。独BMWと独ダイムラーは不正の事実を否定しておりますが、株価は大幅に下落しているもようです。

これら一連のドイツ自動車業界の不祥事について、世界経済に与える影響はギリシャ危機よりも大きいかもしれません。米国の罰金については乗り越えられるかと思いますが、リコールやユーザーからの訴訟が出てくると経営危機に陥る可能性も示唆されております。

独の主要産業である自動車がこけるとなると欧州全体にも影響しますし、最終的には世界経済へ大きな影響が出てくるものと想定されております。果たしてフォルクスワーゲン・ショックとなるのでしょうか、世界中が今後の展開をかたずをのんで見守っております。

今後の展開としましては、排ガスが規制内に納めるよう、リコールしてプログラムを修正する必要が出てくると思いますが、そうしますと車が使い物にならなくなる可能性も出てきます。

VWショックに比べれば、東芝ショックなどかわいく感じてしまいますが、当面、リスクオフの展開になってくるものと思われます。

個人的には、8月のはじめに株をすべて処理して10月の初めから投資を再開する予定でしたが、中国の問題に続き、今回のVWショックですので再インはしずらいです。当面は世界同時株安の展開になってくるものと思いますが、おそらくは年内に14000円タッチしそうなふいんきが出てきました。

消費税増税で10%になりましたら、悪材料出尽くしというパターンになればよいですが、いまいち買い材料がでてきません。今後もVWショックの動向をチェックしていく予定でおります。