米国大統領選挙ですが、たった今、トランプ氏に当選確実が出たようです。
当ブログでは、今年の4月からドナルド・トランプ氏が大統領になり、ドナルドミクスで円高が加速すると明言しておりましたが、今まさに現実のものになりました。ヒラリンクリントン氏とは接戦となりましたが、クリントンさんに核のキーを預けることができるかというと、ぼくにはどうしてもイメージが湧かなかったです。
海外メディアで報道されていたような健康上の不安もありますし、サッチャー首相のような鉄の意志を持つ女性かというと不安が残ります。加えて、夫婦で大統領になるということには、政治の私物化というイメージが付いて回ることになります。「自由の国」というアイデンティティーを持った米国で、世襲制のような状況になることはイメージしにくいものがあります。
上記の理由から、今回の選挙結果は、ぼくにとってはごく当然の結果といえるものですので、特に何の驚きもありません。ただ、日本のメディアでは予測が困難だったようで、意外な結末として受け止められているようですが、各種の情報を突き合せれば、当然でてくるべきものが出てきた、いわば必然の結果だったといえます。
総じて、日本のメディアをはじめ、BBCやCNNなどの海外メディアにおいても、ブレグジットからはじまった一連の国際情勢の大きな流れを見誤ってしまいました。「こうなって欲しい」、「この人は嫌だ」という希望的観測で各種の報道がなされていましたが、政治の舞台はそのような単純な理由で動いているわけではないのです。
結局、今後は年金資金の損切りと円高が加速し、来春あたりからは日本経済に新たな展開が生じてくるものと思われます。ただ、これは主観にはなりますが、そう悪い結果にはならないとぼくは考えております。むしろ、トランプ大統領の誕生で、少なくてもぼくにとってはプラスになりそうな気がしております。