2023年1月アーカイブ

こちらはSP500の3ヶ月チャートのMACDですが、上昇し続けてきた米国株が約15年ぶりにデットクロスしています。

果たしてこれは何を意味するのでしょうか?

直近CPIの指標などではインフレがピークアウトしつつあるなか、5%前後の利上げ程度ではリーマンショック級の暴落にはならないと感じてますが、このチャートは大暴落の不吉な予感を示唆している気がしてなりません。

その大暴落の原因が、米国の利上げ問題でもウクライナ問題でもないとすれば、もしかして?債務上限の引き上げ問題がこじれにこじれ、本当に米国がデフォルトしてしまうシナリオもありえるのではないか、そう感じております。

米国の債務残高は19日に上限到達となる予定ですが、議会が上限の引き上げを決議しないとゆくゆくはデフォルトになってしまう可能性が出てきます。

タイミングの悪いことに、バイデン大統領の不祥事が明るみになりつつあるなか、すんなりと上限引き上げの合意に至るのでしょうか?「Xデー」はこのような忘れた頃に突然にやってくるのかもしれません。

とはいえ、まずデフォルトは回避するとは思いますが、来週の19日あたりには結果が出てくるので注目していきたいと思います。

先日の雇用統計の結果は失業率が低く、今までのパターンなら下げ材料だったものの、米国株はアゲアゲの結果となりました。雇用統計が強ければ、FRBは利上げをやりやすくなるため、今までのパターンなら下がる材料だったかと思います。

しかしながら、賃金の増加率が下がったので、ソフトランディングの可能性が出てきてたということで株価が上昇したものと思います。

CPIの結果もよい数字が出てくるのではないか、その結果として次回のFOMCでは0.25%へ利上げ幅が縮小されるのではないか、そのような思惑で買いが入ったものと思います。

今までならよい材料は悪材料ということで売られてきましたが、ここにきてそのような逆転現象が解消されてきたものと思います。

ただ、最近の傾向として1日遅れで下げて来ることもあります。sp500でいいますと、月曜日に1890あたりで寄り付けば、そのまま下にもっていかれる可能性も否定できません。

一方で抵抗ラインよりも頭ひとつ抜けましたので、そのまま上に行きそうな雰囲気も感じております。

どちらに行くのかは正直まったくわかりませんが、12月は節税売りで買いが入らぬままに終了してしまいましたので、もしかして?半月遅れのクリスマスラリーがはじまるのかもしれません。

今までのパターンですと数日程度で全戻しの可能性もあるため、あせって一度では買わず、少しづつ様子を見ながら徐々に買い足していくのがよいかと思います。