先日買ってみたオンキヨー株ですが、売却交渉が決まったようです。
売却額は約33億円とのことで、個人的な印象ではちょっと少ないと感じましたが、ある程度はぶなんな金額で落ち着いたのかもしれません。
各種の報道によると債務超過額が約23億円とのことで、もし赤字が膨らんでいなければ、単純に考えてギリギリでプラ転した可能性があります。資産に計上していた分と差し引きしても、わずかにプラスに転じたのかもしれません。
そもそもこの約33億円ですが、これはどこからやって来たのでしょうか?
老舗企業には、帳簿上からは見えないブランドという無形資産があると感じており、これが元でなかなか潰れない印象があります。いわゆるのれん代ってやつでしょうか、この部分は心の目で見ないと数字が見えてきません。
また、wikipediaによると、オンキヨーはかつて東芝グループだった時期もあるようで、どちらかというと東芝のような上級国民側の部類に属すると感じています。ネット上には「上級無罪」という格言があり、何だかんだと優遇されてしぶとく生き残っていく、そんな印象を感じております。
ただ、去年は名門「レナウン」が破産してしまいましたが、老舗だからといって潰れないわけでもないかと思います。
今回の売却でもまだ資金が足らないとのことで、悪材料が出尽くしたわけでもないと思いますが、あっけなく上場廃止となってしまうのでしょうか、今後も注目していきたいと思います。