大統領選挙の氏名獲得は、共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のヒラリー・クリントン氏がほぼ確実視されてきました。最終的に、どちらが大統領になるかといえば、僕はトランプ氏が大統領になると予測しております。
やはり、アメリカ大統領といえば、キューバ危機のようにギリギリの判断が求められる局面もあります。サッチャー首相のような鉄の女としての器がクリントン氏にあるかといえば、そこまで強くはないのではないかという印象を受けました。
例えば、尖閣で何か問題があった場合、はたしてヒラリンは助けに来てくれるのでしょうか?たぶん、サッチャーさんならやってきてくれると思いますが、サッチャーさんのフォークランド紛争とヒラリーさんのイラク紛争の信念の違いを比べると疑問があります。
加えて、夫婦そろって大統領になることは政治の私物化ともいえます。また、1回の講演で数千万円を稼ぎ、数百億の資産を稼いだ富裕層である点も、貧富の差が拡大しているアメリカの状況を考えれば、あまり受け入れられるものではないでしょう。
一方、トランプ氏も移民問題で強硬な発言をしており、こちらも決して受け入れられるものではありません。また、日本は核武装化して自分の身は自分で守れと明言してますので、日本で何かあっても助けには来てくれないでしょう。
結局、僕の直感ではトランプ氏が大統領になると考えており、もし仮にそうなった場合、クリントン氏が大統領になった場合よりも日本への影響ははるかに大きいものがあると考えております。
トランプ氏はかねてから円安を批判しており、もし彼が大統領となった場合、さらに円高になるのは確実と思われます。このあたりの円高による日経平均株価への影響も、徐々に株価の方も織り込んでくるのではないでしょうか。おそらく、11月までには50円~100円ぐらいの円高が進んでいる可能性が高い気がしてきました。