依然として混迷を極める世界経済ですが、ドルや米国債の信用低下や日本経済の先行き不透明感によって正確な国際金融市場の動向がつかみにくくなってきております。
このような国際金融危機の懸念が払拭されない状況のなか、わたしたちはすばやい対応を常にせまられているわけですが、その際の根拠となる情報の有無によって、その結果には天と地の違いが出てくるものです。

世界経済のグローバル化がさけばれるなか、日本一国のことだけに関心をもつのではなく、各国の国際金融情勢がわが国に与える影響についても、タイムリーに把握しておく必要があります。
リーマン・ブラザーズのように、日本からみると地球の裏側にある一企業の破綻がわたしたちに多大な影響を及ぼすこともあるわけですので、自国の情勢のみならず、国際金融の情勢をきちんと把握しておくことが今後の重要な課題になってきます。
ローンを組むにしても、あるいは株式投資での取引をするにしても、世界経済の流れを正確に見極めることが重要なポイントとなります。

当サイトでは、主に、米国と中国、ヨーロッパ各国の国際金融の動向についてチェックしております。
FXなどの為替取引をする際にも大切なことですが、マクロ的な視点で今後の国際金融市場のゆくえ、ひいては世界経済の未来についても、当ブログで占っていこうと思います。

学生ローンの貸金業者の選び方

大学生や専門学校生など、成人していてアルバイト収入などがある学生向けのローンに、学生ローン(学ロン)があります。貸金業者の種類は一般的な消費者金融に分類されていますが、学生向けですので、他の金融機関とは多少の違いがあります。

一般的なキャッシングローンや消費者金融でも、アルバイトなどによる所得があれば借り入れ可能なケースもありますが、学生ローンの場合はより学生向けに最適化された金融業者といってもよいでしょう。

しかし、国際的に見てみると、欧米のスチューデントローンは、よりビジネスライクに融資を受けることができるのが一般的です。成人を向かえた人は社会人という認識があるため、その人の将来性を見極めて貸し出しをしてくれるケースが多いです。

ローンの事業者側でも回収が見込めるかどうかによって判断しますので、年齢がいくつかなどに関しては、あまり重要ではない傾向があります。

一方、日本の場合は親を担保と考えて貸付をしている傾向があります。一般的に、大学の費用には500万~数千万がかかるといわれておりますので、50万円程度の融資で破産することは考えにくいです。返済が滞った場合でも、最悪は親が何とかするだろうし、就職すれば返済可能という思惑があるはずです。

欧米の大学生とは違い、日本社会では大学生は半人前という扱いになっている風潮があるのかもしれません。

いずれにしても、学生が何十万円もの融資を受けることができるのは、そういった貸金業者側の思惑があるからと考えてもよいでしょう。

この学生ローン業者の選び方についてですが、より長く運営されている貸金業者を選択するようにしましょう。

(1)や(2)などの事業登録の更新回数が明記されているはずですので、長期的に運営を続けられているところで借り入れをするのがベストな選択になります。金融業界で長期的に運営を続けられているということは、それだけでも信頼性があると判断してもよいかと思われます。

自動車ローンには2種類がある

エコカー割引や減税が無くなって自動車の新車販売も振るわないようですが、散々迷っていた友達が最近、やっと新車を買いました。
車自体はHONDAなのですが、ハイブリッドカーという分類の車らしく、ひさしぶりに新車を購入して技術の進化に驚いたといいます。

さらに驚いたことが購入方法だそうで、昔はディーラーでローンを組んで自動車保険に入るのが普通でしたが、最近は自動車保険はおろか、自動車販売店ではローンも組まずに購入するそうです。

一般的な自動車ローンの方法には2種類があります。

ひとつはディーラーが提携している信販会社でローンを組む方法。
この場合は、手続きが簡単なことと短時間の審査で融資が可能です。
デメリットは銀行などのローンと比較すると金利が高く、返済が終わるまで車の所有権はディーラーか信販会社のものになる点です。

そしてもう一つは、銀行や信金などで借りる方法。
この場合は信販やクレジット会社よりも金利が低い点、購入した日から車の所有者になれる点にメリットがあります。
デメリットは審査に時間が掛かる点です。

その友達は自己資金をためていたようなので、銀行から借りて一括で支払うことができたようです。
私の車のローンはまだまだ2年もあるのでコツコツ返済していきます。

カードローンでの自動車購入

新車をローンで購入する際は、必ずしもディーラー提携のローン会社を利用しないと買えないわけではありません。
もし借りられない場合は、焦らずにほかの方法を探すのも大切です。

一般的に、次のような人が自動車ローンを使わずに購入しています。

・現金で購入する人。
・利率が低い銀行で借りれる人。
・自動車の名義が他人なのが嫌な人。
・ローンの審査がどうしても通らない人。

このなかで、「自動車ローンがどうしても通らない人」というのは深刻な問題ですが、そんな時、消費者金融などのカードローン会社を利用して購入資金を調達する方法もあります。

ちなみに審査に通らない理由としては、以下のような理由があげられます。

・融資額が年収の30%を超えてしまっている。
・年収の30%を超える場合は保証人が必要だが、保証人が立てられない。
・審査の履歴で2~3社続けて落ちてしまった。

ただ、カードローンと自動車ローンは審査が違うので、たとえディーラー提携の会社で落ちてしまっても審査に通るということもあります。

このカードローンを利用するメリットは、借りられる限度額は年収に寄りますが、使用実績が上がれば限度額も上がり保証人も必要ありません。
どうしても車が必要なのに審査が通らない場合は、違う方法も考えてみることをおすすめします。

消費税率を上げる背景

世界的な金融不安を背景に、日本でも消費税率を上げる議論が活発化してきております。
けれども、ふと考えてみると、システムそのものがかなりいいかげんのような気もしてしまうわけです。

歴史的にいえば、古代ローマの時代より支配するものとされるものの2つの階級が存在しています。
これは現代の日本にあてはめてみてもそう違いはなく、持てる階級を守るために持たざる階級から搾取するというのが実際のところではないかと思うわけです。

すでに多額の資産を持っている側からすると、一番恐いのはインフレによる資産価値の下落です。
円を刷らずに円高を容認している背景には、日米関係や老人の年金保護などもあるでしょうけれども、すでに資産を持っている階級を保護するという大切な役割があるものと考えております。

インフレになってしまったら、今、銀行に預金している資産の価値が減ってしまいますもんね、結局。
逆に、借り入れでくびがまわらないという方もいらっしゃるかと思いますが、そういう方にとってみれば、インフレになれば実質的な負担は軽減されるものと思うわけです。

それを回避しつつ日本の財政をなんとか運用していくには、やはり消費税率を上げてもらうのが一番いいわけです。
なんだかんだいっても、一億総中流階級の時代から明確な二極化構造への移転が着実に進行しているものと思うわけです。
このあたりの事柄については一切触れられることがなく、なんとなく消費税があげられてしまうわけですが、これは国民のための増税ではなく、多額な資産を保有している側の利益を守るためのものであるわけです。

若年層には申し訳ないけれども、これは結局、階級闘争ということを意味しているのかもしれませんが、システム的に見ておそらくこの流れを止めることはできないものと考えております。
日銀が長期国債の買い入れ額を40兆円規模に増やし、デフレからの脱却を決定したようです。当ブログの投稿日時はシステム上、古い日時ですが、現在は2012年2月14日の出来事です。何気に大きなニュースだと思っているのですが、今後の国際金融にも大きな波紋を投げかけることになるのでしょうか、興味しんしんです。

マーケットの反応をみてみると、若干の円安にはふれたようですが、まだ1ドル70円代が続いております。企業にとっては電力料金の値上げにつづき、ガソリンなどの原料コストも高くなっていくはずですので、たとえ輸出関連での業績が回復することになったとしても、それほどうまみはないのかもしれません。

ただ、1%~2%といっても、いったんインフレにふれると、せきをきったようにこのままズルズルと拡大していくという可能性もあるわけです。将来的にみれば、あのときがはじまりだった...という事態も考えられるわけですので、ここがターニングポイントになるような気がしてなりません。

インフレ嫌いだった日銀がなぜとも思いますが、いやいやなんだろうと思います、きっと。ただ、効果としてはけっこうあるような気がするので、円高介入なんかしてないで、はじめからやっておけばよかったという意見もあります。また、すでに空洞化が進んでいる現在、いまさら遅いという方もいますし、すぐにデフレターゲティングに戻すのだろうという向きもございます。

いずれにしても、わりと大きな転換点になる可能性を十分に秘めているわけですが、ヨーロッパの金融危機なども懸念されているなか、今後の国際金融への影響も興味深いです。